光のもとでⅠ

 リィがお風呂から上がると俺は率先して髪の毛を乾かす。これはもう俺の役目。誰になんと言われようとも譲るつもりはない。
 ドライヤーをかけながら、リィが食べるところを観察していた。
 箸先でうどんを一本挟み口に運ぶ。そして少しすると、
「あ、れ……?」
 変な反応を見せた。頭も少し傾く始末。
 一度ドライヤーを止め、
「どうかした?」
 顔を覗き込んで訊いてみると、
「ものが落ちても胃が痛くなくて……」
 なんか、最悪極める返事が返ってきた気がする。
 ちょっと待て、ものが落ちても胃が痛くないってなんだそれ。
 疑問をそのままに訊くと、非常に言いつらそうに口を開いた。
「……最近、何を食べても胃にものが落ちたときの衝撃が苦痛だったんだけど、それがなくてびっくりした」
「ちょっとっ、そんなにひどかったのっ!?」
 思わず詰め寄る。