光のもとでⅠ

「秋斗さんは……どうしてここに?」
「どうしてだと思う?」
「……わかりません」
「唯情報。……ちょっと仕事詰め込みすぎてて、息抜きに翠葉ちゃんに会ってきたらどうかって言われたんだ。それで来たんだけど……来て良かった。翠葉ちゃんに会えたのはもちろんのこと、『命』に触れること。これってたぶん俺にも必要なことだったと思うから。……きっかけをくれてありがとね」
 本当は、わざわざハムスターに触れなくてもわかってたんだ。君に逢って、君に触れたときから……。
 命のかけがえなさや、健康のありがたさは嫌と言うほどに思い知った。
 でも、ストレートすぎてそうは言えないから……だからハムスターを通して伝えるけれど、俺は君に感謝してもしきれない。