すべてを洗い終え水道のコックを閉めると、
「会長がどうとか藤宮がどうとか……。そういうのってどうにもしようがないから。――でも、それならそれでリィのフォローはしっかりしてくださいよねっ!? じゃ、俺、帰るんでっ」
 バタバタと唯は帰っていった。
「彼女のフォロー、か……。果たしてどうしたらいいものか……。じーさんがどう切り出すのか――」