そこまでしてようやく翠葉ちゃんはスノウに触れた。
恐る恐る手を伸ばすところが低学年の子とかぶって見える。
でも、何度か撫でてスノウが気持ち良さそうな顔をすると、頬を緩ませ柔らかに笑った。
「あたたかい……」
「……生きてるからね」
「うん……」
悶々とした気持ちを抱えて話すからだろうか。翠葉ちゃんの顔をまともに見て話せない。目を見て話せない。
その目に誰が映っているのか、その心に誰がいるのか、問い詰めてしまいそうで。
問い詰めたところでどうなるものでもないのに。
「翠葉ちゃん……」
「うん?」
「翠葉ちゃんは……」
「……な、に?」
言っていいかな。……たぶん、言わないほうがいいんじゃないかな。そのほうが波風立たなくていいに違いない。
恐る恐る手を伸ばすところが低学年の子とかぶって見える。
でも、何度か撫でてスノウが気持ち良さそうな顔をすると、頬を緩ませ柔らかに笑った。
「あたたかい……」
「……生きてるからね」
「うん……」
悶々とした気持ちを抱えて話すからだろうか。翠葉ちゃんの顔をまともに見て話せない。目を見て話せない。
その目に誰が映っているのか、その心に誰がいるのか、問い詰めてしまいそうで。
問い詰めたところでどうなるものでもないのに。
「翠葉ちゃん……」
「うん?」
「翠葉ちゃんは……」
「……な、に?」
言っていいかな。……たぶん、言わないほうがいいんじゃないかな。そのほうが波風立たなくていいに違いない。


