突然のことに動転していると、秋斗さんに声をかけられる。
「それで……? 翠葉ちゃんは何をしにここへ来たの?」
私は秋斗さんまで二メートルというところまで進んだ。
「あの……」
「うん」
「メール……送っても、返ってきちゃって……。電話もかからなくて……」
「うん」
「でも、伝えたいことがあって……。秋斗さんに、会いに、来ました」
「うん」
言うことを考えてこなかっただけに、一言ずつしか発せない。けれど、秋斗さんはひとつひとつに返事をしてくれる。
ちゃんと聞いているよ、と言われている気がした。ちゃんと伝えたいと思った。
「私、好きな人がいます」
「うん」
「……ツカサが、好きです」
「うん」
「だから――秋斗さんの気持ちには応えられません……」
「それで……? 翠葉ちゃんは何をしにここへ来たの?」
私は秋斗さんまで二メートルというところまで進んだ。
「あの……」
「うん」
「メール……送っても、返ってきちゃって……。電話もかからなくて……」
「うん」
「でも、伝えたいことがあって……。秋斗さんに、会いに、来ました」
「うん」
言うことを考えてこなかっただけに、一言ずつしか発せない。けれど、秋斗さんはひとつひとつに返事をしてくれる。
ちゃんと聞いているよ、と言われている気がした。ちゃんと伝えたいと思った。
「私、好きな人がいます」
「うん」
「……ツカサが、好きです」
「うん」
「だから――秋斗さんの気持ちには応えられません……」


