そう伝えると、
『俺に電話してきた時点でなんとなく気づいてた。御園生はさ、自分でどうにかしたいんじゃない? 家族の手を借りないで。だから俺に電話してきたんんじゃない?』
佐野くんに電話をすることはあまり深くは考えていなかった。ただ、頭に浮かんだのが佐野くんだったのだ。蒼兄や唯兄は思い浮かびもしなかった。
それこそが、家族の手を借りたくないということの表れだったのだろうか。
『人の力を借りるのは悪いことじゃないよ。考えようによっては、使えるものはなんでも使えばいいと思う』
「え……?」
『普通に考えてみ? 御園生が今知りたいことは秋斗先生がどこにいるか、どうやったら秋斗先生に会えるか、でしょ? それって唯さんならわかりそうなものだし、仮に空港に行かなきゃ会えないなら移動手段が必要になる。明後日退院できるとはいえ、やっぱり空港までの道のりは、今の御園生にはきついと思う』
『俺に電話してきた時点でなんとなく気づいてた。御園生はさ、自分でどうにかしたいんじゃない? 家族の手を借りないで。だから俺に電話してきたんんじゃない?』
佐野くんに電話をすることはあまり深くは考えていなかった。ただ、頭に浮かんだのが佐野くんだったのだ。蒼兄や唯兄は思い浮かびもしなかった。
それこそが、家族の手を借りたくないということの表れだったのだろうか。
『人の力を借りるのは悪いことじゃないよ。考えようによっては、使えるものはなんでも使えばいいと思う』
「え……?」
『普通に考えてみ? 御園生が今知りたいことは秋斗先生がどこにいるか、どうやったら秋斗先生に会えるか、でしょ? それって唯さんならわかりそうなものだし、仮に空港に行かなきゃ会えないなら移動手段が必要になる。明後日退院できるとはいえ、やっぱり空港までの道のりは、今の御園生にはきついと思う』


