『秋斗先生も藤宮先輩も、御園生にとって大切な人たちならさ、やり直すんじゃなくて次の関係を築けばいい。御園生が一歩を踏み出すのは新しい関係を築くためだ』
「築く……?」
『そう。再構築じゃ同じ轍踏みそうだろ? だから、同じものを作るんじゃなくて、一歩踏み出して新しく築く。俺はそのための後押しならいくらでもするよ』
「それは……どうしたらいいの? ……私の好きな人を伝えればいいの?」
『つまるところはそうなるかな? そしたら、秋斗先生は間違いなく一区切りつくと思う』
言われて、ツカサが残してくれたメモ用紙に視線を移す。
「佐野くん……このまま、このままで秋斗さんに電話してもいい? ひとりだとどうしてもボタンが押せないの」
ディスプレイの中で、佐野くんが「いいよ」と笑った。
『でも、なんか新鮮』
「え?」
「築く……?」
『そう。再構築じゃ同じ轍踏みそうだろ? だから、同じものを作るんじゃなくて、一歩踏み出して新しく築く。俺はそのための後押しならいくらでもするよ』
「それは……どうしたらいいの? ……私の好きな人を伝えればいいの?」
『つまるところはそうなるかな? そしたら、秋斗先生は間違いなく一区切りつくと思う』
言われて、ツカサが残してくれたメモ用紙に視線を移す。
「佐野くん……このまま、このままで秋斗さんに電話してもいい? ひとりだとどうしてもボタンが押せないの」
ディスプレイの中で、佐野くんが「いいよ」と笑った。
『でも、なんか新鮮』
「え?」


