ふたりを交互に呼ぶことで公平にはなるのだろう。物理的にはそれでいいのだけれど――。
「心がね……半分にならないの」
「……心?」
私は小さく頷いた。
「秋斗さんに教えてもらうのは困らない。お仕事もあるのに申し訳ないなって思うくらい。それはツカサに対しても同じなんだけど……。でもね、ツカサには嬉しいって思っちゃうの。会えることや話せること、一緒にいられることが嬉しいって思っちゃうの。同じように教えに来てくれるのに、私の心が同じじゃない……。だから、困る」
「はぁ……」
斜め前に座る唯兄が大きなため息をついた。
「あんちゃん、バトンタッチ。俺、ここまで欲のない子になんて言ったらいいのかわかんない」
「そう? 俺は逆かなって思ったけど?」
「心がね……半分にならないの」
「……心?」
私は小さく頷いた。
「秋斗さんに教えてもらうのは困らない。お仕事もあるのに申し訳ないなって思うくらい。それはツカサに対しても同じなんだけど……。でもね、ツカサには嬉しいって思っちゃうの。会えることや話せること、一緒にいられることが嬉しいって思っちゃうの。同じように教えに来てくれるのに、私の心が同じじゃない……。だから、困る」
「はぁ……」
斜め前に座る唯兄が大きなため息をついた。
「あんちゃん、バトンタッチ。俺、ここまで欲のない子になんて言ったらいいのかわかんない」
「そう? 俺は逆かなって思ったけど?」


