光のもとでⅠ

 どうものごとを運ぶかは自然とはじき出されるし、そのとおりにしか私は動けないだろう。
 そのことに困っているわけでも悩んでるわけでもなかった。
「あのね……自分の気持ちに困ってる」
「どういう意味?」
 すぐ合いの手を入れてくれる唯兄に少し笑みが漏れる。
 こういうとき、蒼兄は何も言わずに目を見て話を聞いてくれる。唯兄は話が前へ進むように合いの手を入れてくれる。どちらも好き……。
「……自分がずるくて困ってる」
「具体的に言おうよ」
「うん……。ツカサが補習見てくれるって聞いたとき、びっくりしたけど嬉しかったの。でも、素直に喜んじゃいけないことだった」
「どうして?」
「私……どちらも選ばないって決めたでしょう? ツカサとも秋斗さんともずっと一緒にいたいから、どちらも選ばないって決めたのに……」
「うん」