「あれー?」
再度聞こえてきた唯兄の声に目を開けた。
「ほぉら、起きたっ!」
満足そうな唯兄の反応。
場所は変わらず十階の特別室で、ベッド脇にはマスクをした家族がいた。
「ど、して?」
声は少しずつ意思の疎通に使えるアイテムに復活してきている。
「今日は何日でしょう?」
唯兄はクイズ形式が好きだな、と思いながら考える。
三十日に手術を受けたのだから、翌日の今日は三十一日。もし、まだ日付けが変わっていないのなら――大晦日?
「今、十一時五十六分。あと数分で新年」
蒼兄が自分のしている腕時計を見せてくれた。
「カウントダウンと新年の挨拶くらいしかできないけどな。先生が十分なら面会していいって連絡くれたんだ」
再度聞こえてきた唯兄の声に目を開けた。
「ほぉら、起きたっ!」
満足そうな唯兄の反応。
場所は変わらず十階の特別室で、ベッド脇にはマスクをした家族がいた。
「ど、して?」
声は少しずつ意思の疎通に使えるアイテムに復活してきている。
「今日は何日でしょう?」
唯兄はクイズ形式が好きだな、と思いながら考える。
三十日に手術を受けたのだから、翌日の今日は三十一日。もし、まだ日付けが変わっていないのなら――大晦日?
「今、十一時五十六分。あと数分で新年」
蒼兄が自分のしている腕時計を見せてくれた。
「カウントダウンと新年の挨拶くらいしかできないけどな。先生が十分なら面会していいって連絡くれたんだ」


