「ってことは三百五十四人分回収済みだな」
「藤宮司、ひとり忘れてるわ」
桃華さんがプリントを持って私のもとに来た。
「ご署名お願いします」
と、プリントを差し出される。
「……ストール認可の署名――これっ」
桃華さんを見上げると、
「三学年の女子生徒全員の署名がここにあるのよ」
と、満足そうに桃華さんが口にした。
「是が非でも学校に認めさせるわ」
と、それはそれは極上の微笑みで言われる。
司先輩にボールペンを差し出され、一番最後の署名欄に自分の学年とクラス、名前を記入した。
「さてと、そろそろステージ上げるよー!」
加納先輩の声に、みんなが席に着く。
通路を挟んだ隣には司先輩が座り、私の右隣には春日先輩が座った。
でも、何……? ステージを上げるってどういうこと……?
回りをきょろきょろしていると、司先輩の隣に美都先輩が座った。
「藤宮司、ひとり忘れてるわ」
桃華さんがプリントを持って私のもとに来た。
「ご署名お願いします」
と、プリントを差し出される。
「……ストール認可の署名――これっ」
桃華さんを見上げると、
「三学年の女子生徒全員の署名がここにあるのよ」
と、満足そうに桃華さんが口にした。
「是が非でも学校に認めさせるわ」
と、それはそれは極上の微笑みで言われる。
司先輩にボールペンを差し出され、一番最後の署名欄に自分の学年とクラス、名前を記入した。
「さてと、そろそろステージ上げるよー!」
加納先輩の声に、みんなが席に着く。
通路を挟んだ隣には司先輩が座り、私の右隣には春日先輩が座った。
でも、何……? ステージを上げるってどういうこと……?
回りをきょろきょろしていると、司先輩の隣に美都先輩が座った。


