光のもとでⅠ

「……少し落ち着いてくれないか? 息上がってるから、まずは呼吸整えて。答えるのはそれからでいいから」
「あ、はい」
 言われたとおり、五回深呼吸を繰り返した。
 それで呼吸がまるきり落ち着くわけではないけれど、酸素が頭に行きわたった気がする。
「で……何に困ってるのか知りたいんだけど」
「……ツカサに」
「……今の、文の途中? それとも終わり?」
「……終り」
「……困ってる理由が俺?」
 困惑気味の声にコクリと頷く。