光のもとでⅠ

 何がどう違うのか、と絶対に訊かれる。でも、できれば説明はしたくない。
 ステーションまであと何メートルだろう。
 見て確認したいけれど顔を上げられない。止まった拍子にツカサが目の前に立ってしまったから。
「……ひとつ訊きたいんだけど」
「な、に……?」
 どうしよう、なんて答えよう!?
「今、何に一番困ってる?」
 え……?
「今、何に困ってるのか知りたいんだけど」
 訊かれると思っていたこととは違うことを訊かれて頭が混乱する。
「え? あの……何にって――」
「翠、深呼吸」
「あ、うん。深呼吸――え? 深呼吸?」