「着替える?」
「うん」
 そんな話をしていると、タイミングよくお父さんたちが戻ってきた。
「リィっ、あとでイルミネーション見に行こうよっ!」
「うん。でも、ここからでも見られるよ?」
「外っ、中庭におっきなツリーがあるからさっ」
 かなりテンションの高い唯兄に押され気味。
 私は逃げるようにトイレに入った。