「じゃ、治療すっか」
思考は昇さんの言葉に遮断された。
どこで治療するか話し合っていると、
「あの、どちらにせよ御園生さんには外でお待ちいただくことになるので……」
昇さんがお父さんに向かって言う。
「あ……自分いちゃダメですか?」
「いえ、ダメというか――」
言葉を選んでいる昇さんの隣から、栞さんが助け舟を出した。
「治療時、翠葉ちゃんは軽装になるので、いつも医師と補助する看護師のみで施術しているんです」
「あ、そうなんですね?」
お父さんに見下ろされて、コクリと頷く。
「そっか……翠葉ももう十七歳だもんな。じゃ、父さんは蒼樹を探して一緒にパレス内を見て回ることにする」
お父さんは手をヒラヒラとさせ、大きなコンパスでゆったりと回廊を歩いていった。
思考は昇さんの言葉に遮断された。
どこで治療するか話し合っていると、
「あの、どちらにせよ御園生さんには外でお待ちいただくことになるので……」
昇さんがお父さんに向かって言う。
「あ……自分いちゃダメですか?」
「いえ、ダメというか――」
言葉を選んでいる昇さんの隣から、栞さんが助け舟を出した。
「治療時、翠葉ちゃんは軽装になるので、いつも医師と補助する看護師のみで施術しているんです」
「あ、そうなんですね?」
お父さんに見下ろされて、コクリと頷く。
「そっか……翠葉ももう十七歳だもんな。じゃ、父さんは蒼樹を探して一緒にパレス内を見て回ることにする」
お父さんは手をヒラヒラとさせ、大きなコンパスでゆったりと回廊を歩いていった。


