「ごめんなさい。いっぱいいっぱい心配かけてごめんなさいっ」
お父さんの大きな手が私の頭を撫で、お母さんの優しい手が背を撫でてくれていた。
一頻り泣くと、
「翠葉、今日は神様にお礼を言いに来たのよ」
「お礼……?」
「父さん決めてたんだ。翠葉がこの山に立ち入ることがあったら絶対に連れてこようって」
私は祠に向き直る。
「お願いし続けたら……」
お母さんの言葉をお父さんが継ぐ。
「有効な治療法を知った先生が現れた」
「神頼みが効くなんて知らなかったわ」
「この年までやったこともなかったからなぁ」
神様、ありがとうございます――とふたり揃って頭を下げる。
私も同じように頭を下げた。
お父さんの大きな手が私の頭を撫で、お母さんの優しい手が背を撫でてくれていた。
一頻り泣くと、
「翠葉、今日は神様にお礼を言いに来たのよ」
「お礼……?」
「父さん決めてたんだ。翠葉がこの山に立ち入ることがあったら絶対に連れてこようって」
私は祠に向き直る。
「お願いし続けたら……」
お母さんの言葉をお父さんが継ぐ。
「有効な治療法を知った先生が現れた」
「神頼みが効くなんて知らなかったわ」
「この年までやったこともなかったからなぁ」
神様、ありがとうございます――とふたり揃って頭を下げる。
私も同じように頭を下げた。


