「あら……これはこれでいいわね? 唯? 蒼樹?」
「うん。可愛らしさよりも可憐な感じ」
「ピンクよりも少し大人っぽく見えるかも?」
お母さん、唯兄、蒼兄と、それぞれが口にする。
「じゃ、ブルーに決定だな」
お父さんの言葉に異を唱える人はいなかった。けれど、そこで買い物が終わるわけでもなかった。
「式のときはボレロでいいけど、パーティーになったらストールにしようよ! ってことで、俺、ストール買うー! あっ、あとこのコサージュつけたら可愛いよね」
唯兄は、「あれとこれと」とショップのものに手を伸ばした。
「じゃぁ、俺はその靴とバッグ」
面食らっているのは私だけではない。お父さんとお母さんもきょとんとしていた。
「自分たちだけがプレゼントしようだなんてずるいですよー?」
「そうそう、俺たちにも加担させなさい」
唯兄と蒼兄が物を手にしてにじり寄る。
お父さんとお母さんは顔を見合わせ、半笑いでため息をついた。
「うん。可愛らしさよりも可憐な感じ」
「ピンクよりも少し大人っぽく見えるかも?」
お母さん、唯兄、蒼兄と、それぞれが口にする。
「じゃ、ブルーに決定だな」
お父さんの言葉に異を唱える人はいなかった。けれど、そこで買い物が終わるわけでもなかった。
「式のときはボレロでいいけど、パーティーになったらストールにしようよ! ってことで、俺、ストール買うー! あっ、あとこのコサージュつけたら可愛いよね」
唯兄は、「あれとこれと」とショップのものに手を伸ばした。
「じゃぁ、俺はその靴とバッグ」
面食らっているのは私だけではない。お父さんとお母さんもきょとんとしていた。
「自分たちだけがプレゼントしようだなんてずるいですよー?」
「そうそう、俺たちにも加担させなさい」
唯兄と蒼兄が物を手にしてにじり寄る。
お父さんとお母さんは顔を見合わせ、半笑いでため息をついた。


