え……?
地面から視線を上げると、昇降口には一年B組のクラスメイトが待っていてくれた。
中には知らない顔もちらほら混ざっているけれど、その中央には慣れ親しんだ顔、生徒会メンバーがいた。
「待ってたわ」
桃華さんが大きく手を振ってくれる。
飛鳥ちゃんと理美ちゃん、希和ちゃんがすぐ近くまで駆けてくる。
そしてひとりは知らない子……。
身長は理美ちゃんと飛鳥ちゃんよりも少し低いくらいだから百六十五センチちょっとあるのかないか。
三人に囲まれると私と希和ちゃんがものすごく低い感覚にとらわれる。
「翠ちん、この子はみのっていうの」
理美ちゃんが教えてくれたけれど、"みの"が苗字なのか名前なのかすらわからない。
「理美っ、紹介するならもっとちゃんと紹介してよねっ!?」
その女の子が理美ちゃんをバシと叩くと、理美ちゃんは再度口を開いた。
「隣のC組のクラス委員をしてて、私と部活が一緒の笹野美乃里(ささのみのり)だよ」
と、改めて教えてくれた。
地面から視線を上げると、昇降口には一年B組のクラスメイトが待っていてくれた。
中には知らない顔もちらほら混ざっているけれど、その中央には慣れ親しんだ顔、生徒会メンバーがいた。
「待ってたわ」
桃華さんが大きく手を振ってくれる。
飛鳥ちゃんと理美ちゃん、希和ちゃんがすぐ近くまで駆けてくる。
そしてひとりは知らない子……。
身長は理美ちゃんと飛鳥ちゃんよりも少し低いくらいだから百六十五センチちょっとあるのかないか。
三人に囲まれると私と希和ちゃんがものすごく低い感覚にとらわれる。
「翠ちん、この子はみのっていうの」
理美ちゃんが教えてくれたけれど、"みの"が苗字なのか名前なのかすらわからない。
「理美っ、紹介するならもっとちゃんと紹介してよねっ!?」
その女の子が理美ちゃんをバシと叩くと、理美ちゃんは再度口を開いた。
「隣のC組のクラス委員をしてて、私と部活が一緒の笹野美乃里(ささのみのり)だよ」
と、改めて教えてくれた。


