エレベーターに乗ると、
「久しぶりだな」
と、蒼兄に声をかけられた。
なんだか変なドキドキがあって、ぎこちない返事をしてしまう。
「怖くはないだろう?」
それの指すものは学校だろう。
「自分のクラスは怖くない。でも、ほかの人たちは少し怖い」
「……あの四人とクラスメイトがついてるんだから大丈夫だよ。それに、生徒会のメンバーだっているだろ」
いつものようにポン、と頭に手を置かれる。
それにほっとするとエレベーターのドアが開いた。
「おはようございます」
と、崎本さんが迎えてくれる。
「「おはようございます」」
「お車はロータリーにご用意してあります」
崎本さんに先導されてエントランスを出た。
日陰から出ると、直射日光に出迎えられた。
陽射し――光の中だ……。
外気は湿っているけれど風が吹いていて心地いい。
手をかざして強すぎる光を直視する。
あり得ないほどの熱を放ち、すべてのものに光を注ぐ太陽。
私も――私も太陽の恩恵にあやかりたい。お願い、私のことも元気にして――。
「久しぶりだな」
と、蒼兄に声をかけられた。
なんだか変なドキドキがあって、ぎこちない返事をしてしまう。
「怖くはないだろう?」
それの指すものは学校だろう。
「自分のクラスは怖くない。でも、ほかの人たちは少し怖い」
「……あの四人とクラスメイトがついてるんだから大丈夫だよ。それに、生徒会のメンバーだっているだろ」
いつものようにポン、と頭に手を置かれる。
それにほっとするとエレベーターのドアが開いた。
「おはようございます」
と、崎本さんが迎えてくれる。
「「おはようございます」」
「お車はロータリーにご用意してあります」
崎本さんに先導されてエントランスを出た。
日陰から出ると、直射日光に出迎えられた。
陽射し――光の中だ……。
外気は湿っているけれど風が吹いていて心地いい。
手をかざして強すぎる光を直視する。
あり得ないほどの熱を放ち、すべてのものに光を注ぐ太陽。
私も――私も太陽の恩恵にあやかりたい。お願い、私のことも元気にして――。


