私はクスクスと笑いながら、先生のサンドイッチと自分のサンドイッチをトレードした。
「私、その三つの中なら間違いなくレタスサンドを選んでました」
「良かった! ……で、そっちのタンブラーは何?」
訊かれて中身を答えると、「飲みたいなぁ……」と言われる。
本当に変わった先生だな、と思いながら、
「カップがあれば……」
と答えた。
私と玉紀先生はお弁当を持ち寄って食べるかのようなランチタイムを過ごした。
「話ながら」とは言っていたけれど、お弁当を食べてる間には「性教育」に関する話題は何ひとつ出なかった。
最初こそ「御園生さん」と呼ばれていたけれど、途中からは「翠葉ちゃん」に変わっていた。
「私、その三つの中なら間違いなくレタスサンドを選んでました」
「良かった! ……で、そっちのタンブラーは何?」
訊かれて中身を答えると、「飲みたいなぁ……」と言われる。
本当に変わった先生だな、と思いながら、
「カップがあれば……」
と答えた。
私と玉紀先生はお弁当を持ち寄って食べるかのようなランチタイムを過ごした。
「話ながら」とは言っていたけれど、お弁当を食べてる間には「性教育」に関する話題は何ひとつ出なかった。
最初こそ「御園生さん」と呼ばれていたけれど、途中からは「翠葉ちゃん」に変わっていた。


