「あのね、司っち、今はクゥのところにいるって」
 俺はリィに司っちの居場所を教えた。
 反応がないリィに、クゥのマンションの場所や周辺にあるもの。
 それから、クゥのマンションの部屋番号や入り方。
 同じことを何度も何度も繰り返し話して聞かせた。