光のもとでⅠ

 まいったな……。
 こんな最悪なラストなのに、俺はどこか嬉しくて悲しくて……。
 複雑な感情に心を浸すことになる。
 そのうえ、司とあんな言葉を交わされると、話の内容以前に、その関係に俺は嫉妬する。
 俺はどうやっても翠葉ちゃんとケンカのようなやり取りはできないと思うから。
 それは俺が言えないわけではなく、彼女が俺にそんな言葉を放たない、という意味。
 こんな言い合いは、仲が良くないとできないことなんじゃないかな……。

 司のことも気にはなる。が、用意された役者が動いている。
 一連の幕は下りた。
 しかし、生徒会メンバーが動いているということは、用意されたシナリオ以外で話が続いている。
 このあと、司は様々な感情を体験することになるだろう。
 俺や湊ちゃんが行ったのでは意味がない。
 今は彼らに任せるべき――。
 ただ、帰れる場所だけは用意しておくから……。