司、この先には何があるんだろうな……。
正しいと思って進んだ道が間違えていたら、司はどうする?
そのまま突き進んで道を作るか、間違えたところまで引き返すか……。
俺はどうしようか――。
無言の俺たちは彼女がカメラを構える姿をずっと見ていたわけだけど、彼女はキョロキョロと周りを見ては一ヶ所にへばりつく。
しゃがみこんで空を見上げたり、葉っぱを食い入るように見ていたり。
突然ピタッ、と動きが止まる。
そして、カメラを構えるとしばらくは動かない。
動くのは指先のみ。
ずっと見られていたことに気づかなかった彼女がこちらに気づいた。
きっと集中力の切れ時だったのだろう。
正しいと思って進んだ道が間違えていたら、司はどうする?
そのまま突き進んで道を作るか、間違えたところまで引き返すか……。
俺はどうしようか――。
無言の俺たちは彼女がカメラを構える姿をずっと見ていたわけだけど、彼女はキョロキョロと周りを見ては一ヶ所にへばりつく。
しゃがみこんで空を見上げたり、葉っぱを食い入るように見ていたり。
突然ピタッ、と動きが止まる。
そして、カメラを構えるとしばらくは動かない。
動くのは指先のみ。
ずっと見られていたことに気づかなかった彼女がこちらに気づいた。
きっと集中力の切れ時だったのだろう。