『数分やろう。今、この場で考えてみよ。それを秋斗への課題とする』
俺は司に与えられた情報だけを元に考える。
まず、情報から考えられる状況すべてをリストアップする。
必要箇所に駒を置き、何が起こってもすぐに対処できるよう専属警護班は学園内に入れ、別口で越谷まりあの監視を徹底させる。
与えられた権限は学園内のみだが、越谷まりあとつながりがある以上、雅のことは念頭に置く必要がある。
肝心の越谷まりあ――これに関する情報は現時点で佐々木の姪ということくらい。
じーさんが今回の件にまつわる話をしたとしても、本人の情報はかなり乏しい。
たかが一生徒。
警護依頼のない人間の情報など警備会社にあるはずもない。
俺は司に与えられた情報だけを元に考える。
まず、情報から考えられる状況すべてをリストアップする。
必要箇所に駒を置き、何が起こってもすぐに対処できるよう専属警護班は学園内に入れ、別口で越谷まりあの監視を徹底させる。
与えられた権限は学園内のみだが、越谷まりあとつながりがある以上、雅のことは念頭に置く必要がある。
肝心の越谷まりあ――これに関する情報は現時点で佐々木の姪ということくらい。
じーさんが今回の件にまつわる話をしたとしても、本人の情報はかなり乏しい。
たかが一生徒。
警護依頼のない人間の情報など警備会社にあるはずもない。


