光のもとでⅠ

 大まかに説明され、
「ひとりがいいなら俺は帰るけど?」
 投げられた言葉に目を瞠る。
 そんな俺を見て先輩は笑った。
「結構きてるなーとは思う。でも、それで変な行動を取るとは思ってないから、別にひとりにすることへの不安はない。――司、慣れてないだろ? 自分が弱ってるとこ人に見せるの。そういうのさ、何かきっかけが必要なのかもしれないけど、無理に見せなくてもいいと思うし、今である必要もないと思う。……いや、見せてほしいし見たいのは山々なんだけどね? でも、どっちにしろ無理強いするものじゃないと思うからさ」
 にっ、と笑うのは小さいときから見てきた顔と何も変わらない。
 けれど、気遣いや優しさ、俺という人間の扱い方を見て年上なんだな、と実感した。