光のもとでⅠ

「俺の経験値センサーが働いた。なんつーの? おまえよりも先にここに来れた日、俺的にはすっごいテンションが上がるんだけど、おまえの機嫌が半端なく悪い。それが何日か続くともっと悪化する」
 ……そこまでひどかったか?
 考えてみるも、それで被害を被る人間はそうそういない。
 いたところで海斗や秋兄、俺と接することのある人間くらいなものだ。
 あぁ、そうか……。
 ケンは数少ない俺に絡んでくる人間だったか……。
 それなら精度の上がった無視、もしくは普段より五割増し程度の嫌みを浴びせていたかもしれない。
「自分をフラットな状態にするのにここが必要なんじゃないの?」
 その言葉に目を瞠る。