「俺、三年A組の加納久。写真部の部長なんだ。因みに、鬼ごっこ同好会発足者!」
彼女は不思議そうな顔をしているものの、頭を通常の位置に戻すと同じように自己紹介をしてくれた。
「一年B組の御園生翠葉です」
「ん? あれ? どっかで聞いた名前だなぁ……。どこだったっけ……」
御園生って――確か秋斗先生のとこに出入りしているイケメン院生と同じ苗字。
でも、それ以外にもどこかで聞いたことがあるような……。
「あっ! 思い出した。玲が言ってた子で、生徒会が打診かけた女の子だ! 君、茶道部の見学行ったでしょ!」
「……はい」
「加納玲子、玲は俺の双子の妹。で、現生徒会長が俺っ」
俺はにこりとかわいく作り笑いを向ける。
彼女は不思議そうな顔をしているものの、頭を通常の位置に戻すと同じように自己紹介をしてくれた。
「一年B組の御園生翠葉です」
「ん? あれ? どっかで聞いた名前だなぁ……。どこだったっけ……」
御園生って――確か秋斗先生のとこに出入りしているイケメン院生と同じ苗字。
でも、それ以外にもどこかで聞いたことがあるような……。
「あっ! 思い出した。玲が言ってた子で、生徒会が打診かけた女の子だ! 君、茶道部の見学行ったでしょ!」
「……はい」
「加納玲子、玲は俺の双子の妹。で、現生徒会長が俺っ」
俺はにこりとかわいく作り笑いを向ける。


