光のもとでⅠ

 ツカサも私と同じなのかもしれない。
 言葉や態度で示してくれる人がいても、うまく呑み込むことができない。
 理解するとかその人を信じるとか、そういうものとは別次元。
 自分ではどうすることもできない足枷に囚われている。
 ――それなら、私もツカサと同じことをするよ。
 何度も何度も伝えるし、側にいるって行動で示す。
 だから、不安になったら訊いて?
 そのたびに、「私はここにいるよ」と答えるから。

 自分の前に置いたのはサンドイッチとあたたかいハチミツレモン。
 ハチミツレモンは電気ケトルでお湯を沸かし、この部屋にあったカップを借りて二分の一に希釈したもの。