「久先輩のかばんってどれ?」
「ダイニングの脇に置いてある」
目を向けると、自分がかばんを置いたところとほぼ変わらない場所に置いてあった。
膝立ちになり立ち上がろうとしたら、司の右手に阻まれる。
「急に立ち上がってないよ?」
文句を言うと、「違う」と言われた。
ツカサは左手で自分のかばんを引き寄せると、かばんからお財布らしきものを取り出した。
「シャワー浴びてくるから朝食買って来てほしい」
「え? あ、うん」
ツカサは先に立ち上がり、私は腕を引かれるようにしてその場に立つ。
そのまま手を引かれ、
「先輩のかばんはこれ」
言われなくてもわかっていたけれど、示されたそれと自分のかばんも一緒に持つと、
「なんで翠のかばんも?」
怪訝な顔をされ疑問に思う。
「ダイニングの脇に置いてある」
目を向けると、自分がかばんを置いたところとほぼ変わらない場所に置いてあった。
膝立ちになり立ち上がろうとしたら、司の右手に阻まれる。
「急に立ち上がってないよ?」
文句を言うと、「違う」と言われた。
ツカサは左手で自分のかばんを引き寄せると、かばんからお財布らしきものを取り出した。
「シャワー浴びてくるから朝食買って来てほしい」
「え? あ、うん」
ツカサは先に立ち上がり、私は腕を引かれるようにしてその場に立つ。
そのまま手を引かれ、
「先輩のかばんはこれ」
言われなくてもわかっていたけれど、示されたそれと自分のかばんも一緒に持つと、
「なんで翠のかばんも?」
怪訝な顔をされ疑問に思う。