栞さんが帰ると、意図的に席を外していた唯兄が顔を出した。
「話せた?」
「うん。でも、私が話す前に秋斗さんの誤解は解けていたみたい」
「リィはそれがネックだったんだ?」
「わからない……。でも、あんなに優しい人が誤解されるのだけは違う。私が記憶さえなくさなければこんなふうに誤解されることはなかったから……」
「ほら、過ぎたことよりこれから! とっととお風呂に入ってくる!」
私は唯兄に言われるままにお風呂に入った。
先日髪の毛を切ったばかりだから、トリートメントのセットを持って。
三ステップのそれを丁寧に塗り、櫛でコーミングしてから洗い流す。
仕上げに軽くワンシャンプーすることで仕上がりが軽くなる。
「話せた?」
「うん。でも、私が話す前に秋斗さんの誤解は解けていたみたい」
「リィはそれがネックだったんだ?」
「わからない……。でも、あんなに優しい人が誤解されるのだけは違う。私が記憶さえなくさなければこんなふうに誤解されることはなかったから……」
「ほら、過ぎたことよりこれから! とっととお風呂に入ってくる!」
私は唯兄に言われるままにお風呂に入った。
先日髪の毛を切ったばかりだから、トリートメントのセットを持って。
三ステップのそれを丁寧に塗り、櫛でコーミングしてから洗い流す。
仕上げに軽くワンシャンプーすることで仕上がりが軽くなる。


