「ここまでくるとさ、あまり急ぐ必要はないと思うよ」
「そうかな……」
「今日、会った人には話したの?」
「うん」
「みんななんて言ってた?」
「え……?」
「みんな、大丈夫? って言ってなかった?」
私は話した人たちを思い出す。
「湊先生と昇さんには言われた。でも、ツカサと相馬先生には言われなかった」
「あのふたりらしいや……。でも、碧さんと零樹さんは大丈夫かどうか訊くと思う。記憶を取り戻して混乱してないか、リィが離れた場所にいれば離れている分だけ不安は助長するよ」
「そう、なのね……」
「そうかな……」
「今日、会った人には話したの?」
「うん」
「みんななんて言ってた?」
「え……?」
「みんな、大丈夫? って言ってなかった?」
私は話した人たちを思い出す。
「湊先生と昇さんには言われた。でも、ツカサと相馬先生には言われなかった」
「あのふたりらしいや……。でも、碧さんと零樹さんは大丈夫かどうか訊くと思う。記憶を取り戻して混乱してないか、リィが離れた場所にいれば離れている分だけ不安は助長するよ」
「そう、なのね……」


