「……いいの?」
蒼兄はこくりと頷く。
「俺だけ先に着たけど、あと少ししたら唯も来る。今、車をホテルに停めに行ってるんだ」
「そうなの……?」
「そう。俺たちは二階のカフェで待ってるから携帯とお財布だけ持ってな」
そう言って、ふたつを手渡された。
「じゃ、すみません。妹をお願いします」
蒼兄はぺこりと頭を下げて美容院を出た。
「何っ!? 今の翠葉ちゃんのお兄さんっ!?」
突如現れた小宮さんに訊かれる。
「はい」
「超美形っ! 何、なんなのこの麗しい兄妹っ」
「タマキ、うるさい」
宮川さんに注意されて小宮さんは口を噤む。
そんな小宮さんに向かって笑みひとつ。
蒼兄はこくりと頷く。
「俺だけ先に着たけど、あと少ししたら唯も来る。今、車をホテルに停めに行ってるんだ」
「そうなの……?」
「そう。俺たちは二階のカフェで待ってるから携帯とお財布だけ持ってな」
そう言って、ふたつを手渡された。
「じゃ、すみません。妹をお願いします」
蒼兄はぺこりと頭を下げて美容院を出た。
「何っ!? 今の翠葉ちゃんのお兄さんっ!?」
突如現れた小宮さんに訊かれる。
「はい」
「超美形っ! 何、なんなのこの麗しい兄妹っ」
「タマキ、うるさい」
宮川さんに注意されて小宮さんは口を噤む。
そんな小宮さんに向かって笑みひとつ。


