「うん、大丈夫。誰にも声かけられなかったよ。藤倉の駅からは小宮さんが一緒だったの」
「小宮さん?」
「あ、ここのスタッフさんなの」
小宮さんはお店の奥に行ってしまい、紹介することはできなかった。
「そっか……。かばんは俺が持ってるよ」
「ありがとう」
「じゃ、翠葉ちゃん切ろうか? 本当に前髪だけでいいの?」
宮川さんの声に向き直る。
「あ、突然の予約でしたし……」
「お客さんのキャンセル出たから、翠葉ちゃんの時間が大丈夫なら後ろも少しカットするけど?」
「でも、兄が待っているので……」
「いいよ、翠葉。身体が平気なら切ってもらいな」
「小宮さん?」
「あ、ここのスタッフさんなの」
小宮さんはお店の奥に行ってしまい、紹介することはできなかった。
「そっか……。かばんは俺が持ってるよ」
「ありがとう」
「じゃ、翠葉ちゃん切ろうか? 本当に前髪だけでいいの?」
宮川さんの声に向き直る。
「あ、突然の予約でしたし……」
「お客さんのキャンセル出たから、翠葉ちゃんの時間が大丈夫なら後ろも少しカットするけど?」
「でも、兄が待っているので……」
「いいよ、翠葉。身体が平気なら切ってもらいな」


