光のもとでⅠ

 ひとつひとつ自分のしてきたことを見つめて言葉にすることで、より深く自分に刻み込む。
「入院する必要があるほど体調が悪くなったとき、家族や先生、色んな人に入院するように説得を受けました。でも、私は入院することも治療することも怖くて、それを拒否し続けました。……実は、一度入院して留年したことがあるんです。だから、余計に入院するのが怖くて……」
 お父さんごめんなさい、お母さんごめんなさい。
 蒼兄、唯兄ごめんなさい。
 栞さん、湊先生ごめんなさい。
 ――秋斗さん、ごめんなさい。
「そのとき、好きな人も説得に来てくれました。でも、私はとてもひどい方法でその人を遠ざけました。その人が好きだと言ってくれた髪の毛を、切って渡したんです。それをあげるからもう来ないでほしいと」
 これ以上目を開けていたら涙が零れてしまう。
 私は静かに目を閉じた。
 涙が零れないように、目に蓋をした。