客室は先日私たち兄妹に用意されていた部屋と同じようなつくりだった。
部屋に入ったら廊下があり、その先にあるのは簡易キッチンのついたリビングダイニング。
その部屋に面するドアが三つ。
ひとつはバスルーム、もうひとつはトイレ、最後のひとつが主寝室だった。
この間よりも部屋数は少ないけれど、ひとりで過ごすのには広すぎる。
「広すぎますか?」
「あ……はい」
木田さんはにこりと笑みを浮かべ、私を寝室へと案内する。
「こちらのお部屋でしたら十畳ほどです。何もリビングで過ごさなくてはいけないわけではありません。サイドテーブルもございますので、お飲み物をこちらにお持ちいたしましょう。何をお飲みになられますか?」
「あ、自分で……」
「よろしければ、ウェルカムティーは私に淹れさせてくださいませんか?」
「……はい」
木田さんはカモミールティーをカップと魔法瓶に入れてくれ、魔法瓶は寝室のサイドテーブルに置いてくれた。
部屋に入ったら廊下があり、その先にあるのは簡易キッチンのついたリビングダイニング。
その部屋に面するドアが三つ。
ひとつはバスルーム、もうひとつはトイレ、最後のひとつが主寝室だった。
この間よりも部屋数は少ないけれど、ひとりで過ごすのには広すぎる。
「広すぎますか?」
「あ……はい」
木田さんはにこりと笑みを浮かべ、私を寝室へと案内する。
「こちらのお部屋でしたら十畳ほどです。何もリビングで過ごさなくてはいけないわけではありません。サイドテーブルもございますので、お飲み物をこちらにお持ちいたしましょう。何をお飲みになられますか?」
「あ、自分で……」
「よろしければ、ウェルカムティーは私に淹れさせてくださいませんか?」
「……はい」
木田さんはカモミールティーをカップと魔法瓶に入れてくれ、魔法瓶は寝室のサイドテーブルに置いてくれた。


