光のもとでⅠ

 スタジオで各々の仕事をしていたスタッフがずらっと横一列に並ぶ。
 みんな動きやすそうなカジュアルな服装だけど、誰もが「黒」を身に纏っていた。
 上ではホテルの制服を着てない人もみんなスーツだったけど、ここだけは何か違うみたい。
「彼女が御園生翠葉さん。リメラルドのカメラマンだ。さぁ、そこでなんだが皆の衆よ、なんて呼びたい?」
 耳を疑うような問いかけだった。
 そこに唯兄の声が割り込む。
「因みに俺はリィって呼んでます。あとは姫とか」
「唯兄っ!?」
 小声で抗議すると、ところどころに笑いが起きた。
「じゃ、私は姫でー!」
「俺もー」
「もう、姫でいいじゃないっすか」
 思い思いの声があがる。