光のもとでⅠ

 藤守さんが言うには、私の生体認証は既に藤宮警備に登録されているため、正規の手順を踏んで追加登録すれば、私はひとりでもそのルートを通ることができるらしい。
 けれど、私のデータは特殊扱いになっているため、そのデータ自体にアクセスできる人が限られているのだとか……。
「こちらの都合で申し訳ございません。秋斗様でしたらすぐに追加登録ができるのですが、生憎会議中でして……」
「いえ……。こちらこそ、お手数をおかけして申し訳ないです」
「そんなに恐縮なさらないでください。さ、お車にどうぞ」
 三番目の横道まで車で行き、横道に入ると車は停まった。