「あれって藤宮先輩からの土産だろ? それ買うとき、俺ちょうど一緒にいたんだよね」
佐野くんの「藤宮先輩」という言葉に心臓が飛び跳ねる。
私は薬を飲んですぐにマスクをつけた。
入らぬ嘘をつかないように、これ以上気持ちが表に出ないように――。
「そういえばさ、うちが神社って話したじゃん?」
佐野くんが新しい話題を持ち出すと、みんなが佐野くんを見た。
「集れる人間だけでもいいんだけど、年末年始、うちでカウントダウンしない?」
佐野くんは私たち四人だけではなく、クラス全体を見回してそう言った。
「それいい! 超楽しそう!」
そんな声がすぐにあがり、その一方では「藤宮」ならではなのか、「お正月は家族で海外なの」と言う人や「親戚の集まりがあるから」という人もいた。
佐野くんの「藤宮先輩」という言葉に心臓が飛び跳ねる。
私は薬を飲んですぐにマスクをつけた。
入らぬ嘘をつかないように、これ以上気持ちが表に出ないように――。
「そういえばさ、うちが神社って話したじゃん?」
佐野くんが新しい話題を持ち出すと、みんなが佐野くんを見た。
「集れる人間だけでもいいんだけど、年末年始、うちでカウントダウンしない?」
佐野くんは私たち四人だけではなく、クラス全体を見回してそう言った。
「それいい! 超楽しそう!」
そんな声がすぐにあがり、その一方では「藤宮」ならではなのか、「お正月は家族で海外なの」と言う人や「親戚の集まりがあるから」という人もいた。


