光のもとでⅠ

 見てるこっちが熱くなってくる。
 いやさ、さっき挨拶したばかりの子たちがねぇ……。
 立花さんはどうするのかな?
 小窓に向こうに立つ立花さんは、頭の上で大きく「丸」を作った。
 その直後、マイクを手に取ると、
『海斗のバカっっっ』
 キーン、と音がした。
 凶器そのものの音に頭を殴られる。
「うーわ、耳いってー……」