光のもとでⅠ

 自分の前で泣いてくれる妹に安心してどうするよ――。
 唯が入ってくると、
「ありゃ? もう話し始めてたりする?」
「いや、まだなんだけどこの状態……」
 唯は不思議そうな顔をした。
「何がどうして泣いてるのか……」
「うーん……聞いてみないことにはわからないよな」
 唯はトレイをテーブルに置くと、俺にしがみつく翠葉の頭を繰り返し撫でた。
 十分くらいして、少し落ち着いた翠葉に唯が話しかける。