光のもとでⅠ

 キッチンには母さんもいてカップの用意をしている。
 たぶん、俺たちの会話に混ざりたかっただけだと思う。
「ね、ふたりとも外でどんな話してるのかしらね?」
「んー……たぶん、リィの懺悔からでしょ?」
「あぁ、その可能性は高いな」
「でも、どうせきれいな星空を見るならそれ以外の話もしてほしいものだわ」
「零樹さんなら大丈夫でしょ?」
「父さんなら大丈夫だよ」
 俺と唯の言葉がかぶり、母さんが声を立てて笑う。
「そうね、零と翠葉なら大丈夫ね」
 飲み物の用意が済むとダイニングへと移動し、唯はトレイ片手にベランダへ出た。