光のもとでⅠ

 音楽が絡むと、なのか、司が絡むと、なのか――どちらとはわからなかったけど、少し格好いいなと思った。
 翠葉ちゃんは俺に弦を探すように言うと、白い紙袋を開けた。
 その中からはさらに小さな紙袋が出てきた。
 床に出された無数の紙袋から言われたものを探そうとすると、再度ハープ奏者の声が割り込む。
 けれど、翠葉ちゃんは顔を上げることもなく、目と手は弦の捜索を続けたまま言葉を発した。
 最初に謝辞を述べ心を尽くす。
 本当なら相手の顔を見て言いたかったのだろうけれど、時間がそれを許さない。