光のもとでⅠ

 そんなことも知る由はないけれど、少なくとも、俺の隣に立つ翠葉ちゃんは毅然としていた。
 翠葉ちゃんの視線が真っ直ぐなのはいつものこと。
 それに意思が宿ると一際魅力的に見える目だと思った。
 こんな顔もするのか、と見惚れた瞬間。
 一緒にいる時間が長ければ、こんな表情や目をする翠葉ちゃんを司は見たことがあるのかもしれない。
 俺は、司が翠葉ちゃんの何に惹かれたのかに興味があったから、そんな目で翠葉ちゃんを見ていた。
 そして、そのあとの対応の仕方に度肝抜かれたわけだけど……。