「絶対に引かない」と、翠の目が言っていた。
何がどうして会長がステージに必要なのかなんて俺には理解しようがない。
気まずいことになっているふたりをわざわざステージで会わせてどうしたいんだか……。
が、漣にはわかったようだ。
「わーった。そういうことなら俺が責任もって会長を上に届ける。だから、御園生さんはここにいて」
漣は会長と会場へ続く階段を駆け上がった。
取り残された翠はその場にしゃがみこむ。
――「何も、できない」
翠の唇はそう言葉を紡いだ。
歩み寄ろうとした瞬間、佐野姉妹に先を越される。
何がどうして会長がステージに必要なのかなんて俺には理解しようがない。
気まずいことになっているふたりをわざわざステージで会わせてどうしたいんだか……。
が、漣にはわかったようだ。
「わーった。そういうことなら俺が責任もって会長を上に届ける。だから、御園生さんはここにいて」
漣は会長と会場へ続く階段を駆け上がった。
取り残された翠はその場にしゃがみこむ。
――「何も、できない」
翠の唇はそう言葉を紡いだ。
歩み寄ろうとした瞬間、佐野姉妹に先を越される。


