翠の歌う「小さな星」。
この歌はちょっとした毒だ。
これだってしょせんは人が作った歌で、翠には縁遠い恋愛の歌詞。
翠の想いが重なる部分など微塵もないだろう。
そうとわかっていても、こんなふうに想われたいと思う自分がいる。
おまえは誰に側にいてほしいんだ、と問い詰めたくなる。
独占欲というのは相当厄介だ。
電源を根源から遮断して、会場に流れる歌も映像も、照明すらをも落としてしまいたい。
ほかの男に聞かせたくない、見せたくない。
こんなことを思う俺はかなり危険な域にいる――。
この歌はちょっとした毒だ。
これだってしょせんは人が作った歌で、翠には縁遠い恋愛の歌詞。
翠の想いが重なる部分など微塵もないだろう。
そうとわかっていても、こんなふうに想われたいと思う自分がいる。
おまえは誰に側にいてほしいんだ、と問い詰めたくなる。
独占欲というのは相当厄介だ。
電源を根源から遮断して、会場に流れる歌も映像も、照明すらをも落としてしまいたい。
ほかの男に聞かせたくない、見せたくない。
こんなことを思う俺はかなり危険な域にいる――。


