時間どおり、十二時半すぎにはマンションに着いた。苺タルトも買ってきたし、これなら食べてくれるだろう。
ロックを解除して部屋に入ると、昨日同様ゲストルームは静かだった。
ただ、彼女が使っている部屋のドアが閉められていることからすると、彼女は部屋にいるのだろう。
軽くノックするも返事はない。
そっとドアを開けると、彼女は穏やかな寝息を立てて眠っていた。
アタッシュケースとケーキボックスをテーブルに置いてベッドに腰掛ける。
控え目に彼女の名前を呼んでみたけれど反応はなかった。
少し身じろぎ壁側に顔を向けたことで、折れてしまいそうなくらいに華奢な首が露になる。
相変らず顎のラインと首筋にはそそられる。
出来心で手が伸びた。
そっとそのラインを中指でなぞる。
シルクのような肌はとても気持ちが良く、思わず吸い付きたくなるほどだ。
この子にキスマークをつけたらくっきりと浮かび上がるのだろう。
そんな想像をしていると、彼女の手が首元に伸びてきて俺の手に触れた。
びっくりして目を開けた彼女の第一声――「きゃぁっっっ」
それはどうかと思う。俺、仮にも彼氏、恋人ですが……。
ま、彼女が相手なのだから仕方ない。
ロックを解除して部屋に入ると、昨日同様ゲストルームは静かだった。
ただ、彼女が使っている部屋のドアが閉められていることからすると、彼女は部屋にいるのだろう。
軽くノックするも返事はない。
そっとドアを開けると、彼女は穏やかな寝息を立てて眠っていた。
アタッシュケースとケーキボックスをテーブルに置いてベッドに腰掛ける。
控え目に彼女の名前を呼んでみたけれど反応はなかった。
少し身じろぎ壁側に顔を向けたことで、折れてしまいそうなくらいに華奢な首が露になる。
相変らず顎のラインと首筋にはそそられる。
出来心で手が伸びた。
そっとそのラインを中指でなぞる。
シルクのような肌はとても気持ちが良く、思わず吸い付きたくなるほどだ。
この子にキスマークをつけたらくっきりと浮かび上がるのだろう。
そんな想像をしていると、彼女の手が首元に伸びてきて俺の手に触れた。
びっくりして目を開けた彼女の第一声――「きゃぁっっっ」
それはどうかと思う。俺、仮にも彼氏、恋人ですが……。
ま、彼女が相手なのだから仕方ない。