光のもとでⅠ

「エンターキーを押せば指令が下ります」
「その役を預かろう」
 無言で頷き、あとは三人のチェックが済むのを待つ。
 窓際に立つと、見知った姿が三つ。
 海斗と翠葉ちゃん、それから司が二等辺三角形の配置で歩いていた。
 後ろ姿しか見えないが、彼女の頭は右へ左へと動き、周りの景色を堪能していることが見て取れる。
 その先には第一関門があるわけだが、それを見て彼女は何を思うだろう。
 挙句、司から打ち明けられることに何を思うだろう。
 タン――エンターキーを押したであろう音に振り返る。