光のもとでⅠ

 俺たちには個別にボディーガードがつくけど、俺たち自身が気をつけるべきことはそれ相応にある。
 それは、俺たちにとっては日常的なものでも、翠にとってはそうじゃない。
 でも、翠はもう間違いなく「対象者」だ。
 翠に専属のボディーガードがつけられてもおかしくないほどに……。
 だが、専属のボディーガードがつけられたとしても、飲食物に関しては自分自身が気をつけるほかない。
「言うしかないわね。飲食物に関しては警備の人間が随時チェック済みのものが各ポイントで管理されていることを話しなさい」
「…………」
「こればかりは、一族以外の人間に言うのは抵抗あるわね」
 姉さんがため息をつく。