光のもとでⅠ

 それは翠葉の脇に置かれた飲みかけのペットボトル。
「開封済みのペットボトルや食べ物。一度でも自分が目を離したものは口にしないでほしい」
 翠葉の目が見開かれる。
 そうだよな……。この反応が正しい。
「本当にごめん……。薬物入れられてたら洒落にならないから。今日は色んなところで飲食物を出してるけど、俺か司が調達したもの以外は口にしないでほしい。もしくは湊ちゃんか秋兄。ほかからはもらわないで。もし、もらったとしても口にはしないでほしい。それを人にあげることも禁止」
「海斗くんっ」
「本当にごめん――」
 それしか言えない。
 これからも翠葉とは友達でいたいし、上辺だけの付き合いなんてしていきたくない。
 それなら、こうするしかないんだ。