不思議に思っていると、動かない私の代わりにツカサが携帯を交換した。
反射的に「ありがとう」と、まるで伝わらない声を発すると、ツカサの唇が「どういたしまして」と動いた気がした。
さっきの出来事を思い出すと心臓が壊れてしまいそうで、思わず席を立つ。
立ったのに、すぐ後ろに引かれてまた椅子に座る羽目になった。
ツカサと桃華さんに、同時に手を引っ張っられたのだ。
ふたりを交互に見ると、同じような笑顔を向けられた。
「何、急に立ち上がってるのかしら?」と言いたそうな桃華さんに、「翠の頭には学習能力ってものが備わっていないのか?」とでも言いたそうなツカサ。
けれど、ツカサの方は声音にすると、もっとあれこれ言われそうな気がした。
桃華さん側の右手はなんともないのに、左側のツカサが掴んでいる場所がひどく熱く感じる。
反射的に「ありがとう」と、まるで伝わらない声を発すると、ツカサの唇が「どういたしまして」と動いた気がした。
さっきの出来事を思い出すと心臓が壊れてしまいそうで、思わず席を立つ。
立ったのに、すぐ後ろに引かれてまた椅子に座る羽目になった。
ツカサと桃華さんに、同時に手を引っ張っられたのだ。
ふたりを交互に見ると、同じような笑顔を向けられた。
「何、急に立ち上がってるのかしら?」と言いたそうな桃華さんに、「翠の頭には学習能力ってものが備わっていないのか?」とでも言いたそうなツカサ。
けれど、ツカサの方は声音にすると、もっとあれこれ言われそうな気がした。
桃華さん側の右手はなんともないのに、左側のツカサが掴んでいる場所がひどく熱く感じる。


